Cozre Report
調査レポート

子育て世代の年賀状事情は?伝統的コミュニケーションにはSNSに負けない根強いニーズ!?


【はじめに】

子どもが生まれた後、子育て世代による年賀状送付の実態に変化はあるのだろうか。SNSで日常的にお互いの近況を知ることができる現在のママパパたちにとって、年賀状への意欲はどのように変化するのか(しないのか)。また、子どもがいない層との差がそこにはあるのだろうか。
そこで、本レポートでは「年賀状」に関し調査を行った。

【調査】
弊社コズレ子育てマーケティング研究所では、2018年8月28日から2018年9月3日にかけて、年賀状に関するアンケート調査をインターネット上で行った。調査対象は妊娠中・出産後のコズレ会員で、「子どもが生まれて年賀状の送付数は変わりましたか?」等について質問をした。有効回答者数は1580名であった。

【分析と結果考察】
「子どもが生まれて年賀状の送付数は変わりましたか?」という問いに対し、「増えた」と回答された方は39%。「減った」と回答された10%に大きく差をつける結果となった。

図1

次に、実際の年賀状送付数について、子どもがいない方・いる方で比べてみると、年賀状を送付していないという回答は、前者が33%に対し、後者が27%で少ないことが分かる。また、年賀状を10通以上送付しているという回答は、前者が48%に対し、後者が61%と多い。
図2

 

このように、出産(家族が増えること)は年賀状という伝統的なコミュニケーションに対して、前向きな変化を促していることが確認された。SNSの台頭などにより、年賀状の発行枚数が年々減少するなか、子育て層がそのトレンドとは異なる動きを見せているといえよう。

また、年賀状送付の検討開始時期について、子どもがいない方・いる方で比べてみると、後者は比較的早い時期から検討を開始する傾向にあり、特に11月検討層の割合に大きな差異が見られた。

図3

子どもが生まれた家庭の年賀状でよく目にするのが、家族写真をプリントしたデザインである。送付数が増えること、検討開始時期が早まること、の背景には、子どもが生まれると年賀状に子どもの成長を知人に伝えるという目的が付加されること、さらにそのために写真の準備に時間がかかること、などがあるのではないだろうか。

年賀状を巡っては、各種グリーティングカード、年賀状を作成するソフト、印刷のためのプリンターやインク、写真やハガキデザインのプリントサービスなどの大きな関連市場が存在する。

かかる市場のプレーヤーにとっては、年賀状に対する態度が大きく変容する出産後はじめてのお正月を迎えるママパパは、有望なターゲットとなりうると考えられる。

なお、今回の調査では、フリー回答で、年賀状作成に関する悩みも聞いてみた。その中では、
「子どもの写真とかも貼り付けたりしたいのですが、結局時間もなく、いつものイラストの年賀状になってしまいました」
「子どもの誕生日が12月だから、写真がギリギリになってしまう」
といった、写真に関するコメントが散見された。より手軽に、素早く子どもの写真を年賀状作成に活かせるサービス・手法などを紹介することは、この有望なターゲットに向き合う一つの切り口になるのかもしれない。

当該マーケティング課題に対して、コズレではユーザーの月齢を絞った広告メニューを提供しており、適切なタイミングでリーチすることが可能である。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせいただきたい。
(コズレ子育てマーケティング研究所 早川)

問い合わせフォーム