「ママのキャリアと自己啓発」に関する市場調査2024

１． はじめに

2024年8月に実施した『「ママのキャリアと自己啓発」に関する市場調査2024』を本日公開する。妊娠や出産は女性のキャリアを含め、その後の生き方にも大きな影響を与えている。職場復帰だけでなく、産後の学び直しや転職など新たなチャレンジに挑戦する意欲的な現代のママたちは、キャリア・自己啓発分野においてサービス利用が期待できる重要度の高いセグメントである。そこで株式会社コズレは、コズレ会員を対象にママの「キャリアと自己啓発」について、就労状況や産休育休中の自己啓発、就職や転職の意向などの調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「５．調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

２． 調査

調査主体：コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法：インターネット・リサーチ
調査対象：コズレ会員の女性
調査期間：2024年8月2日（金）～2024年8月30日（金）
有効回答者数：1687名

３． 結果・考察

約93％が3年以上の就労経験あり

就労経験の調査では、最多は「5年以上～10年未満」で約42％となり、3年以上の就労経験がある人は合わせて約93％であった。年代別の調査では3年以上～5年未満から徐々に30代が増え、出産年齢の向上に伴う経験年数の増加がうかがえる。

約90％が「正社員・職員」の勤務経験あり

経験のある雇用形態の調査では、フルタイム勤務の「正社員・職員」が最多の約90％となり、フルタイムの正社員や正職員の経験がある人が9割と高い割合となっている。

在職中が7割を超えている

現在の就労状況について見てみると、「産休・育休中」が約45％、「仕事をしている」が約27％となり、現在も在職中である人が7割超であることがわかった。

約3割が産休・育休中の自己啓発を実施

産休中・育休中の自己啓発の内容を見てみると、内容はばらけているものの「英語スキル」が最も多く、WordやExcelなどの「officeスキル」、簿記やFPなどの「金融関連の資格取得」が続き、全体の3割が何らかの自己啓発を行っている。

3割以上が月10時間以上実施

育休・産休中の自己啓発に費やす時間を調べた調査では、最多が「月1時間以上～10時間未満」だった一方で、月10時間以上と回答した人も合わせて3割に上ることがわかった。妊娠中や子育て中も自己啓発に意欲的に取り組むママたちの姿勢がうかがえる。

関心のある自己啓発のジャンルは「Officeスキル」が約23%と最上位

関心のある自己啓発内容についての調査では、「officeスキル」が最も多く、次いで「英語スキル」「画像加工・動画編集スキル」などが続き、実用的なスキルに人気が集まっている。

就職・転職を考えている人は合計で約37％

就職や転職の意向に関しての調査では「就職・転職をやや考えている」が最も多く、「就職・転職を考えている」「できるだけ早く就職・転職したい」を合わせると、約37％の人が就職や転職を検討していることがわかった。

約69％が育児を重視する回答

理想とする仕事と育児のバランスについて聞いてみると、「仕事よりも育児の比重のほうが高い」人は約56％であり、「仕事をせずに育児のみに集中したい」人と合わせると約69％となった。「育児と仕事の比重がほぼ同じ」人も約28％いるものの、どちらも同じ比重で両立することの難しさからか、現段階では育児を重視するママが多いことがうかがえる。

希望就労日数は「週5日」が半数以上

希望の就労日数では「週5日」が最多で約54％、次いで「週3～4日」が約40％と続き、半数以上が週5日の就労を希望していることがわかった。

希望する雇用形態は「正社員」が約74％

希望の雇用形態を聞いてみると「正社員・職員（フルタイム勤務）」が最も多く、次いで「正社員・職員（時短勤務）」が続き、合わせて約74％と圧倒的に多い結果となった。キャリアを築けるメリットに加えて、福利厚生や経済的にも安定する雇用形態を望む人が多いことがわかる。

仕事の探し方は「求人サイト」が約63％と最上位

仕事の探し方の調査では、最多が「求人サイト」で約63％、次いで「ハローワーク」が約46％が続いた。さらに「就職・転職エージェント」「求人検索エンジン」なども一定の割合で続き、ネット利用だけでなくさまざまな方法が使われている。

４．おすすめのプロモーション

調査結果から、調査に参加したママの中で9割以上が3年以上の就労経験があり、正社員・職員での雇用を経験している人も9割と多かった。約3割は産休・育休中の自己啓発を行っており、月10時間以上実施している人も3割以上いることがわかった。種別ではofficeスキル、英語スキル、画像加工・動画編集が人気である。就職・転職意向のある人は約37％で、希望就労日数は週5日以上と意欲的である人が多い。希望の雇用形態は正社員・職員のフルタイム、または時短勤務が多いが、一方で育児をしっかりしたいと考えているママも多くいることがわかった。

以上より、プロモーション施策としては妊娠週数、子どもの年齢などの属性を参考にターゲットを絞り込み、DMやメルマガなどを活用。officeスキルや英語、画像加工や動画編集など人気スキルを中心に展開し、産休・育休中でも取り組みやすい環境や将来の実用性をアピールしながら認知を深めていくことが効果的と考えられる。

５．調査項目

●就労経験

●就労経験ごとの年代別

●経験のある雇用形態

●経験のある職種

●現在の仕事の状況

●保有している資格

●産休・育休中の自己啓発の内容

●産休・育休中の自己啓発の方法

●産休・育休中の自己啓発の時間

●産休・育休中の自己啓発の費用

●自己啓発の興味

●就職・転職の意向

●就職・転職の時期

●理想とする仕事・育児のバランス

●働く理由

●希望する就労日数

●希望する就労時間

●希望する雇用形態

●希望する年収額

●仕事の探し方

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

６． おわりに

コズレでは、子どもの年齢をセグメントしたプロモーションはもちろん、商材の特徴とママたちの購買特性を踏まえたきめ細かいプロモーションのご提案が可能です。

「おすすめのプロモーション」でご提案した

・妊娠週数

・子どもの年齢（月齢）

・住所

・世帯年収

などの属性でターゲティングして絞り込んだプロモーションに対応が可能です。
なお、上記はあくまで一例ですのでご希望の属性がある場合にはご相談ください。

プロモーションをご検討の際はぜひお問合せください。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。（株式会社コズレ　早川）

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典：『「ママのキャリアと自己啓発」に関する市場調査2024（株式会社コズレ）』https://cozre.co.jp/blog/13856（cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/）

※コズレでは子育て世代の調査・子育て世代向けマーケティングのコンサルティングを承っております。詳細は下記よりお問合せください。

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