調査レポート

子育て世帯における「液体ミルク」購入 市場調査2024

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1. はじめに

2024年5~6月に実施した『子育て世帯における「液体ミルク」購入 市場調査2024』を本日公開する。液体ミルクは2018年8月から国内製造が可能になった比較的新しいカテゴリーの商品である。日常での使用はもちろん、災害時のアイテムとしても有用であることから子育て世帯から高い関心を集めている。そこで株式会社コズレは、生後3ヶ月以降の子どもを持つコズレ会員を対象に、「液体ミルク」購入の実態について調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「5.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:第一子生後3ヶ月以降のコズレ会員
調査期間:2024年5月27日(月)~2024年6月30日(日)
有効回答者数:553名

3. 結果・考察

買ったことが「ある」と答えた方は約39

液体ミルクの購入経験の調査では、購入したことが「ある」と回答した人は約39%となった。昨年度の調査でも4割前後であったことから、普及率に大きな変化は無いように見える。購入検討の理由は「持ち運びしやすい」が最も多く約48%、次いで「災害時に備えて」が約45%という結果となった。子連れの移動は何かと荷物が多くなりがちだが、缶の粉ミルクと比べるとコンパクトであり、お湯も不要なため、災害への備えも含めて移動時の利便性が高く評価されていることがわかる。

検討開始は「生後0ヶ月」が最も多い

購入の検討開始時期は「生後0ヶ月」が約15%と最も多く、続いて「妊娠後期(8~10ヶ月)」が約13%、「生後3ヶ月」が約11%となった。生後0ヶ月は使用開始時期であることが大きいが、出産前や生後3ヶ月まで検討する人が多いことも注目したいポイントである。

認知度は「明治ほほえみ らくらくミルク」が最も高い

認知度の調査では、「明治ほほえみ らくらくミルク」が約90%と最も高く、「江崎グリコアイクレオ 赤ちゃんミルク」「雪印ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1」「森永はぐくみ 液体ミルク」が約40~30%で並ぶ結果となった。

購入ブランドは「明治ほほえみ らくらくミルク」 が約64%

実際の購入ブランドの調査では、「明治ほほえみ らくらくミルク」が約64%と最も多く、認知度と同様に他商品を引き離す結果となった。明治ほほえみの認知度の高さが、そのまま購入に結びついていることがわかる。

「持ち運びに便利」が約37%と最も多い

購入の選択基準を見てみると、「持ち運びに便利」が約37%と最も多く、次いで「内容量・サイズ」が約28%、「パッケージの形状・材質」が約25%と2位以下に続いている。

災害時の想定はもちろんだが、乳児検診や買い物など赤ちゃん連れでの外出は想像以上に多く、やはり持ち運びやすさが液体ミルクを選ぶ際の大事なポイントになっていると考えられる。

購入チャネルは「西松屋」と「アカチャンホンポ」が各25%強

購入チャネルの調査では、「西松屋」が約26%、「アカチャンホンポ」が約25%とあわせて半数を占めた。次いで「ドラッグストア」が約22%となり、ベビー用品店やドラッグストアなど近隣の実店舗で購入している人が多いことが伺える。

買い替え経験が「ある」方は約22%

ブランドスイッチの経験を見てみると、買い替え経験が「ある」と答えた人は約22%となった。別時期に行なった粉ミルク調査(コズレ調べ)のスイッチ割合が約55%であったことと比べても、ブランドスイッチをする人は一定数にとどまると言える。

買い替えた理由は「内容量・サイズ」が約32%

ブランドスイッチした理由は「内容量・サイズ」が約32%と最も多く、次いで「赤ちゃんが好むかどうか」、「パッケージの形状・材質」が続く結果となった。赤ちゃんがミルクを飲む量には個人差があることや、赤ちゃんの味の好みなどが買い替えに影響していることが考えられる。

 

4.おすすめのプロモーション

調査結果から、液体ミルクの購入検討理由は「持ち運びしやすい」が約48%と最も多く、商品を選択した基準も「持ち運びしやすい」が最も高かった。また検討時期のピークは「生後0ヶ月」、次いで「妊娠後期(8~10ヶ月)」「生後3ヶ月」であることがわかった。また買い替え経験のある人は約22%と多くないことから、このタイミングを的確に捉えて初回購入へのプロモーションを行うことが効果的である。

具体的な施策として、妊娠後期~生後3ヶ月を迎えるユーザーをターゲットに持ち運びの利便性や災害時などの利用を訴求するメルマガやDM施策を推奨。さらに居住地域でターゲットを絞り込み、実店舗での購買に結びつくクーポン配布やサンプリングなどのプロモーションも効果的であると考えられる。

5.調査項目

●購入経験

●購入を検討した理由

●検討開始時期

●実際の購入時期

●認知しているブランド

●比較検討したブランド

●実際に購入したブランド

●検討に費やした期間

●選択した基準

●購入チャネル

●購入価格

●買い替えた経験

●買い替えたブランド

●買い替え時の選択基準

●買い替え時期

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

6. おわりに

コズレでは、子どもの年齢をセグメントしたプロモーションはもちろん、商材の特徴とママたちの購買特性を踏まえたきめ細かいプロモーションのご提案が可能です。

「おすすめのプロモーション」でご提案した

・妊娠月齢

・子どもの月齢(年齢)

・住所

などの属性でターゲティングして絞り込んだプロモーションに対応が可能です。
なお、上記はあくまで一例ですのでご希望の属性がある場合にはご相談ください。

プロモーションをご検討の際はぜひお問合せください。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。(株式会社コズレ 早川)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:『子育て世帯における「液体ミルク」購入 市場調査2024(株式会社コズレ)』https://cozre.co.jp/blog/12645(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

※コズレでは子育て世代の調査・子育て世代向けマーケティングのコンサルティングを承っております。詳細は下記よりお問合せください。

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※「乳児用液体ミルク」の2023年市場調査は以下よりご覧いただけます。

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