妊娠期以降の「注文住宅」購入検討　市場調査2024

１． はじめに

2024年7～8月に実施した『妊娠期以降の「注文住宅」購入検討　市場調査2024』を本日公開する。妊娠や出産を機に住宅購入を検討するママパパは多く、子育てファミリーにとって注文住宅は非常に関心が高い商材である。そこで株式会社コズレは、コズレ会員を対象に妊娠期以降の「注文住宅」購入について、検討状況や検討開始のきっかけ、メーカー選択基準等の調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「５．調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

２． 調査

調査主体：コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法：インターネット・リサーチ
調査対象：コズレ会員
調査期間：2024年7月12日（金）～2024年8月11日（日）
有効回答者数：861名

３． 結果・考察

4割以上が妊娠以降に購入を検討、うち2割が購入

妊娠以降に住宅購入を検討したかどうかの調査では、検討した人が4割以上となり、中でも購入に至った人が約2割という結果だった。妊娠が住宅購入検討のきっかけとして、重視すべきライフステージであると言えるだろう。

検討開始時期は第一子妊娠中が最も多い

検討開始時期は第一子「妊娠中」が約33％と最も多く、2位の「1歳」に差をつける結果となった。検討開始時期の子どもの人数では「1人」が最も多く、1人のみの時点で検討開始する人が約6割いることがわかる。

検討開始のきっかけは、妊娠・出産が約68％

検討開始のきっかけは「妊娠・出産」が約68％で大半を占めている。2位以下に大きく差をつけており、妊娠や出産が大きなきっかけとなっていることが伺える。

TV、CM等における露出が多い企業が認知度上位

認知しているメーカーについての調査では、「タマホーム」が最も多く、次いで「積水ハウス」「ダイワハウス」など大手メーカーが続いた。上位はいずれもTVやCMなどで目にする機会が多く、認知度にも強く影響していると考えられる。

メーカー選択基準は「価格」や「安全性」「デザイン」を特に重視

メーカー選択基準の調査では「価格」が最も多く、次いで「安全性と健康に配慮した建築材料」「デザイン・間取り」が続き、最重視でもこれらが上位に並んでいる。

検討した方の中でも約67%がモデルハウスを見学

住宅購入を検討した人の中でモデルハウスの見学経験がある人は約67％にのぼり、半数以上がモデルハウス見学をしている。

見学のきっかけは「HP」「折込チラシ」のほか、元々知っていたケースも上位

見学のきっかけについての調査では、「HPを見て」が最も多く、「モデルハウス/住宅展示場を知っていた」「折込チラシを見て」「SNSで見て」が続いている。HPや折り込みチラシのほかに、モデルハウスや住宅展示場があることを元々知っていた人が多いことも注目される。

検討開始時の住居形態は「民間の賃貸」が7割超

検討開始時の住居形態については「民間の賃貸マンション・アパート、借家」が約71％と最も多く、持ち家などその他の選択肢と比較しても、民間の賃貸に住んでいる人が圧倒的に高かった。

検討開始時に土地所有は約18%