1. はじめに
妊娠中や子育て中は、出産準備品や育児用品などの支出が増える時期である。新しい家族の誕生や成長を喜ぶ反面、昨今の物価高に頭を抱えている家庭もあるだろう。そこで、妊娠中および1歳以下の子どもを持つ女性に、身近な商品・サービスの提供価格への感じ方や世帯支出がどう変化したか、お金をかけたいことや支出を抑えたいことなどについて聞き、2022年に行った同様の調査と比較し相違点や共通点を探った。
本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「4.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。
2. 調査
<2022年調査>
調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査日時:2022年5月25日(水)~2022年6月6日(月)
調査方法:インターネット・リサーチ
有効回答者数:1,042名(妊娠中および1歳以下の子をもつ女性)
<2025年調査>
調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査日時:2025年1月22日(水)〜 2025年2月14日(金)
調査方法:インターネット・リサーチ
有効回答者数:872名(妊娠中および1歳以下の子をもつ女性)
3. 結果・考察
物価が「かなり上がった」と実感している割合が、3年前に比べ37.15pt上昇
「1年前と比べて、身近な商品・サービスの提供価格(物価)がどう変わったと感じるか」という質問に対して、2025年調査における子育て世帯の8割強が、「物価が上昇している」と感じていることが分かった。その中でも、物価が「かなり上がった」と実感している割合は2022年調査と比べ31.75ptも上昇している(図1)。
(図1)1年前と比べて、身近な商品・サービスの提供価格(物価)がどう変わったと感じるか
子育て世帯の6割が、「支出が増えた」と回答
「現在と1年前の同時期をくらべて、世帯の支出(出費)がどう変わったか」という質問に対して、2025年調査における子育て世帯の6割が「支出が増えた」と回答した。2022年調査と比べるとほぼ変化はなかった(図2)。
(図2)現在と1年前の同時期をくらべて、世帯の支出(出費)がどう変わったか
子育て世帯の4割が、「家計にゆとりがなくなってきた」と回答
「現在と1年前の同時期をくらべて、暮らし向き(家計の状態)はどう変わったか」という質問に対して、2025年調査における子育て世帯の4割が「家計にゆとりがなくなってきた」と回答した。2022年調査と比べると、「ゆとりがなくなってきた」と回答した割合は3年前に比べ5.05pt減少しているものの、暮らし向きにゆとりが出てきたというわけではないだろう(図3)。
(図3)現在と1年前の同時期をくらべて、暮らし向き(家計の状態)はどう変わったか
家族の食事・子どもに関するものにはお金をかけ、ママ自身の支出は抑えたい
「身近な商品・サービスの提供価格(物価)が上昇したとしても、お金をかけたいところ」と「家計を切り詰めるとなったら、まずどこから支出(出費)を抑えるか」をそれぞれ上位3つまで回答してもらった。
2025年調査において、お金をかけたい上位3つは「家庭での食事」が59.05%、「育児用品(消耗品)」が41.97%、「その他の育児用品(服・おもちゃなど)」が34.51%となった。一方、支出を抑えたい上位3つは、「自身の衣服・美容」が48.39%、「外食・惣菜・フードデリバリー」が45.29%、「自身の趣味・交際費」が32.79%だった。「家族の食事や子どもに関するものにはお金をかけ、ママ自身の支出は抑えたい」という意向は、2022年調査と比べほぼ変化はなかった。
「子どもの教育費・習い事」に注目したい。2025年調査において、「子どもの教育費・習い事」を切り詰めたいという回答は、わずか0.57%であった。2022年調査と比べてもほぼ変化がなく、「他を切りつめても子どもには教育や習い事を受けさせたい」という意向は持続しているようだ(図4)。
(図4)身近な商品・サービスの提供価格(物価)が上昇したとしても、お金をかけたいこと
家計を切り詰めるとなったら、出費を抑えたいこと
4.調査項目
●1年前と比べて、身近な商品・サービスの提供価格(物価)がどう変わったと感じるか
●現在と1年前の同時期をくらべて、世帯の支出(出費)がどう変わったか
●現在と1年前の同時期をくらべて、暮らし向き(家計の状態)はどう変わったか
●身近な商品・サービスの提供価格(物価)が上昇したとしても、お金をかけたいところ(上位3つ)
●家計を切り詰めるとなったら、まずどこから支出(出費)を抑えるか(上位3つ)
●今後1年間、商品やサービスを選ぶ際に重視すること
●あなたの考え・意識・行動
※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。
5. おわりに
株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。
本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。
(コズレ子育てマーケティング研究所 山内)
【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。
出典:『【2022年・2025年 定点調査】子育て世帯における物価・支出に対する意識(株式会社コズレ)』https://cozre.co.jp/blog/14072
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)
※コズレでは子育て世代の調査・子育て世代向けマーケティングのコンサルティングを承っております。詳細は下記よりお問合せください。
※「子育て世帯における支出・物価に対する意識調査2022」は以下よりご覧いただけます。