「ハイチェア」市場調査 （購入率・商品選択基準の購入前後比較等）

１. はじめに

2024年12月から2025年1月にかけて実施した『「ハイチェア」市場調査』を本日公開します。ハイチェアは食事シーンに欠かせないアイテムとして、子育て世帯から関心の高い商材です。株式会社コズレでは、1歳以上の子を持つコズレ会員を対象に「ハイチェア」について、入手率や入手方法などの需要調査、市場シェア、選択基準等の調査・分析を実施しました。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部です。「５．調査項目」に記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せください。

２. 調査

• 調査主体：コズレ子育てマーケティング研究所
• 調査方法：インターネット・リサーチ
• 調査対象：1歳以上の子を持つコズレ会員
• 調査期間：2024年12月19日（木）～2025年1月31日（金）
• 有効回答者数：120名

３. 結果・考察

ハイチェアを入手した方は約5割、うち約7割が新品を購入

ハイチェアの入手については「入手した」と回答した人が47.5％と約半数となりました。入手方法の調査では、入手した人のうち「新品を購入」した人が7割強と最も多く、続く「知り合いから譲り受けた」が2割弱という結果になりました。

シェアは大和屋がトップ、多様なプレーヤーが参入

シェアについての調査では、「大和屋」が最も多く20％超を占め、次いで「カトージ」「西松屋(SmartAngel)」が続く形となりました。「その他」の占める割合も高く、多様なプレーヤーが市場に参入している状況がうかがえます。

満足度は高く、約97%が必要な育児アイテムと評価

実際に使用してみての満足度は、5点満点中平均4.21点と高い水準でした。自身の子育てにおいて、ハイチェアが必要だったかどうかを聞いたところ、「必要」と回答したのが約97％と非常に高い結果となりました。実際の使用経験から、ハイチェアが育児アイテムとして必要だと感じている人が大半であることがわかりました。

実際の利用を経て「素材」「安全性」の重要性がアップ

実際にハイチェアを子育ての中で利用してみて、商品の選び方に変化が生じるか調査したところ、購入時に比べて「素材」「安全性」の重要性がアップし、「デザイン」「成長に合わせて使える」の重要性が大幅にダウンしていることがわかりました。実際の利用体験を通して、見た目や機能性よりも実用面を重視するようになったことがうかがえます。

最重視の選択基準は、「安全性」が「価格」を抜いてトップに

購入時の選択基準と今から購入する場合の選択基準を最重視項目に絞って調査したところ、購入時は「価格」がトップでしたが、実際の利用を経て「安全性」がトップにランクアップしました。特筆すべきは、購入時には0％だった「素材」が、利用後の調査では「価格」と同率2位にまでランクアップしており、実際の使用経験によって選択基準が大きく変化することがわかりました。

４. おすすめのプロモーション

調査結果から、ハイチェアの入手率は約半数であり、そのうち7割強が新品を購入していることがわかりました。また、利用後に振り返って「ハイチェアは必要な育児アイテムである」と感じている人は約97％と非常に高い割合でした。購入時と今の選択基準の比較では「素材」「安全性」が大幅にランクアップしており、購入商品の利用を経て実用性をより重視する人が多いことがうかがえます。

以上より、プロモーション施策としては子どもの年齢（月齢）、住所など基本的な属性を参考にターゲティングし、DMやメルマガなどを活用。子育ての必須アイテムであること、価格やデザインだけでなく実用面にフォーカスしたアプローチを行い、実物を確認する前の事前認知を深めることが効果的と考えられます。具体的には、素材や安全性などの訴求が重要であることが示唆されています。

５. 調査項目

• 入手率
• 入手方法
• シェア
• 満足度
• 振り返って必要だと思うか
• 購入時に重視したもの（複数回答）
• 今から買うなら重視するもの（複数回答）
• 購入時に最も重視したもの
• 今から買うなら最も重視するもの

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せください。