調査レポート

ママ友かパパ友がいる人は約6割。LINEやメールアドレスなど連絡先を交換していれば、ママ友・パパ友と認定?!

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1.はじめに

「ママ友・パパ友ってやっぱり必要?」、「ママ友・パパ友付き合いって面倒では?」、「これってママ友と呼べる?」、「みんなママ友・パパ友って何人くらい?」など、ママ友・パパ友付き合いを明らかにするために調査を行いました。ママ友やパパ友には面と向かってなかなか聞けないママ友・パパ友事情。今回は「ママ友・パパ友がいて良かった/困ったエピソード」や「ママ友・パパ友川柳」などもうかがいました。本レポートでママ友・パパ友の実態調査をご報告いたします。

2.調査

調査主体 :弊社コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :妊娠中または子どもがいるママパパ
調査期間 :2020年2月3日(月)~2020年3月3日(火)
有効回答者数 :2413

3.トピック

・「ママ友」に当てはまると思う関係性 1位は「LINEやメールアドレスなど連絡先を交換している」で63.9%

・「パパ友」に当てはまると思う関係性 1位は「家族ぐるみで付き合う」で52.1%

・ママ友の人数は平均3.6人、パパ友の人数は平均0.8人

・ママ友やパパ友がいる人の割合は59.2%

・ママ友やパパ友が必要だと思う人は約6割。若い年代ほど必要だと思う人の割合が高い。

・ママ友やパパ友がいるメリット第1位は「子育ての悩みを相談できる」で84.1%

・ママ友やパパ友がいるデメリット第1位は「誘いを断るのが大変」で44.8%

・ママ友・パパ友とうまく付き合うコツ 第1位は「ほどよい距離感で付き合う」85.7%

4.結果・考察

 「ママ友」に当てはまると思う関係性 1位は「LINEやメールアドレスなど連絡先を交換している」で63.9%

「ママ友」に当てはまると思う関係性についてうかがったところ、1位「LINEやメールアドレスなど連絡先を交換している」が63.9%、2位「一緒にご飯を食べに行く」が58.1%、3位「自宅に招く、相手宅にお邪魔する」が54.2%となりました(図1)。ママと「連絡先を交換している」という関係性であれば、多くの方が「ママ友」と認識していると言える結果です。ママ・パパ別で見てみると、パパにとっては「保育園・幼稚園で同じクラスである」という「ママ友」が56.5%となっており、男女差が出る結果となりました。

202002_調査図1

「パパ友」に当てはまると思う関係性 1位は「家族ぐるみで付き合う」で52.1%

一方、「パパ友」に当てはまると思う関係性については、「家族ぐるみで付き合う」が1位となり52.1%となっています(図2)。家族ぐるみでお付き合いのあるパパは「パパ友」と認識されている割合と言えます。図3では「ママ友だと思う関係性」と「パパ友だと思う関係性」を比較していますが、この結果からもママ友とパパ友の関係性の差異がうかがえます。

202002_調査図2
202002_調査図3

ママ友の人数は平均3.6人、パパ友の人数は平均0.8人

ママ友は何人いるかを尋ねたところ、「0人」という回答が最も多く次に「2人」という結果になりました。ママ友の人数は平均3.6人でした(100人以上と回答した場合は「100人」として計算)。ママ・パパ別で見てみると、ママのママ友は平均3.9人、パパのママ友は平均2.3人となっています。また、仲の良いママ友の人数も「0人」という回答が一番多く、次いで「2人」という結果になりました。仲の良いママ友の人数は平均1.7人でした。

一方、パパ友は何人いるかを尋ねたところ、「0人」という回答が最も多く次に「1人」という結果になりました。パパ友の人数は平均0.8人でした(100人以上と回答した場合は「100人」として計算)。ママ・パパ別で見てみると、ママのパパ友は平均0.7人、パパのパパ友は平均5.4人となっています。また、仲の良いパパ友の人数も「0人」という回答が一番多く、次いで「1人」という結果になりました。仲の良いパパ友の人数は平均0.5人でした。

ママ友やパパ友がいる人の割合は59.2%

ママ友・パパ友がいるかどうかを尋ねたところ、「ママ友がいる」という方は58.0%「パパ友がいる」という方は23.8%でした(図4・図5)。「ママ友かパパ友がいる」という方は59.2%でした(図6)。

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ママ友やパパ友が必要だと思う人は約6割。若い年代ほど必要だと思う人の割合が高い。

ママ友やパパ友が必要だと思うかどうかをうかがったところ、「必要だと思う」と回答した方は61.8%でした(図7)。「必要ではない」と回答した方は3.1%と少数。ママ・パパ別で見てみると、「必要だと思う」と回答したパパは82.6%とママよりも高い割合に。年代別で見てみると、若い年代ほどママ友・パパ友を必要としている人の割合が高いことが分かります(図8)。

また、第一子妊娠中と出産後の人別に見てみると、妊娠中の方のほうが必要だと思っている方の割合が高い結果になりました(図9)。さらに、ママ友パパ友の有無別で見ると、ママ友・パパ友がいる人の中で「ママ友・パパ友は必要ない」と回答した方はわずか1.3%(図10)。ママ友・パパ友付き合いにおけるトラブルなどを耳にすることがありますが、実態としては「必要ではない」と考えている人の割合は少ないことが明らかになりました。

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ママ友やパパ友がいるメリット第1位は「子育ての悩みを相談できる」で84.1%

ママ友やパパ友がいることのメリットは何か。やはり第1位は「子育ての悩みを相談できる」で84.1%、第2位「一緒に遊べるから子どもも楽しそう」64.2%、第3位「保育園・幼稚園・学校の情報を教えてもらえる」60.8%という結果になりました(図11)。パパの回答者数は少ないものの(n=23)、回答者全員が「子育ての悩みを相談できる」と回答しました。ママ友・パパ友がいる人といない人でメリットに思うことを比較してみたところ、ママ友やパパ友がいる人は「大変なことやつらいことを理解してもらえる」・「息抜きになる」と回答した方の割合が、ママ友やパパ友がいない人に比べて回答割合が高くなりました(図12)。

ママ友・パパ友がいて「良かった!」と思うエピソードについてうかがったところ、沢山のコメントが寄せられました。特に多かったのが、「子供が同じ日に生まれたママ友とは、愚痴や相談、これから子供に必要な物、準備しといた方が良い物など話せて助かる。子供の成長も話せて楽しい。」といった「相談できる」というエピソード。また、「第二子妊娠して身体的に辛い時期に、上の子を預かって遊ばせてくれたりとても助かった。私が思いきり遊んであげられなかった時期だったので。夜ご飯もお風呂もすませて送り届けてくれて、神様と思った!本当に感謝です。」といった「いざという時に助かった」というエピソードが多く寄せられました。

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ママ友やパパ友がいるデメリット第1位は「誘いを断るのが大変」で44.8%

ママ友やパパ友がいることのデメリットとしては、第1位が「誘いを断るのが大変」で44.8%、第2位が「子どもを比較される」で42.6%、第3位が「他のママ友・パパ友の悪口を聞かされる」で33.5%(図13)。ママ・パパ別では、パパのデメリット第2位は「ライバル視される」でした。ママとパパではデメリットに思うことに差異がある結果となりました。また、ママ友・パパ友がいる人といない人で比較してみたところ、いない人のほうが大半の項目においてデメリットだと感じる割合が高い結果になりました(図14)。

ママ友・パパ友がいて「困った!」と思うエピソードについてもうかがったところ、「他のお友達の悪評や噂話などを面白がって広める人がいて、あまりいい気はしなかった。」という「噂・悪口を言う」というエピソードや、「2人目などの家族設計や世帯収入などをそれとなく聞かれるのが面倒」という「プライベートを詮索された」というエピソードが多く寄せられました。

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ママ友・パパ友とうまく付き合うコツ 第1位は「ほどよい距離感で付き合う」85.7%

ママ友・パパ友がいる人に、うまく付き合うコツを聞いたところ、第1位は「ほどよい距離感で付き合う」で85.7%でした。ママ友・パパ友とは言え、子どもを通じたお付き合いであることをわきまえ、ほどよい距離感で付き合っていくことが重要だと言えそうです。

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今回は、ママ友・パパ友に関して、付き合い方や人数、実態について調査を実施しました。また、ママ友やパパ友にまつわる川柳を募集したところ、思い思いの川柳を投稿してくださいました。ママからは、「ネットより 頼りになるよ ママ友は」、「子の悩み 共感されて 元気出る」、「ママ友の 自慢話は 聞き流す」、「ありがとう 友達できたよ 子のおかげ」など。パパからも「パパ友よ ママ友たちに 息抜きを」という川柳も寄せられました。

ママ友・パパ友とは、無理して作るものではなく、ほど良い距離感で付き合い、お互い信頼関係を築くことができれば子育てを時に協力しながら、時に楽しみながら乗り越えていけるのではないかと考察できる結果となりました。今後も、コズレは「子育ての喜びをもっと大きく!」という想いをもって子育て世帯への情報発信を行なってまいります。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。 (コズレ子育てマーケティング研究所 増田)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:「ママ友・パパ友に関する調査(株式会社コズレ)」 http://www.cozre.co.jp/blog/3213/
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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