調査レポート

ママが投票!理想のパパママ芸能人ランキングで、理想のパパ 第1位は「つるの剛士さん」。理想のママ 第1位は?

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1.はじめに

子育て中のママにとって「理想の親とはどういう親か」を明らかにするために、理想のパパママに当てはまるもの、自分の父親・母親の影響、理想のパパママに一番近い芸能人、理想のママになるために努力していること・パートナーに改善してほしいことなどについて調査をしました。その結果、ママが考える「理想の親」を通して、”現代の家族観”が浮き彫りになりました。分析結果を詳しくご報告いたします。

2.調査

調査主体 :弊社コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法 :インターネットリサーチ
調査対象 :妊娠中または子どもがいるママ
調査期間 :2019年5月7日(火)~2019年5月31日(金)
有効回答者数 :1718

3.トピック

・理想のパパの条件として当てはまるもの 第1位は「家族を大切にしている」で90.9%

・理想のママの条件として当てはまるもの 第1位は「家族を大切にしている」で89.3%

・理想のパパ像は、自分の父親の影響を受けていると「思う」という方が44.4%

・理想のママ像は、自分の母親の影響を受けていると「思う」という方が54.8%

・理想の芸能人パパは、第1位「つるの剛士さん」、第2位「杉浦太陽さん」、第3位「藤本敏史さん」

・理想の芸能人ママは、第1位「辻希美さん」、第2位「木下優樹菜さん」、第3位「小倉優子さん」

・理想のママになるために自分が一番努力していることは「家族を大切にする」で47.8%

・ママの76.7%は、「パートナーに改善してほしいことがある」

4.結果・考察

理想のパパの条件として当てはまるもの 第1位は「家族を大切にしている」で90.9%

理想のパパの条件として当てはまるものを伺ったところ、第1位「家族を大切にしている」が90.9%と大多数という結果になりました(図1)。次いで、「子どもと良く遊ぶ」が72.6%、「仕事を頑張っている」が69.6%に。ママが子育てをメインで担う“ワンオペ育児”というワードが良く出てくるご時世ではあるだけに、「料理や掃除など家事を頑張っている」が上位にランクインすることを予想していましたが、49.3%と第1位と差がつきました。

世の中のパパは仕事が忙しく時間がなくても、第1位の「家族を大切にする」と第3位の「仕事を頑張っている」は実現しやすいことではないでしょうか。あとは、第2位の「子どもとよく遊ぶ」をできるだけ心がければ理想のパパにぐっと近づくということが言えると思います。

調査図1

理想のママの条件として当てはまるもの 第1位は「家族を大切にしている」で89.3%

理想のママの条件として当てはまるものを伺ったところ、パパと同様に第1位「家族を大切にしている」が89.3%となりました(図2)。ただ、第2位以降はパパと異なり、「子どもをきちんと叱る」が72.5%、「子どものことを信じている」が71.8%という結果でした。

理想のパパの条件として当てはまる内容を比べてみると、理想のママには専業主婦の方や育児休暇をとる方も多く子どもと一緒にいる時間が長いだけに、「子どものしつけ」や「子どもとの信頼関係」といったことを求める方が多いということが分かりました。子どものしつけや子どもとの信頼関係は、一朝一夕ではなく毎日の積み重ねで培われていくものです。「しつけをするのはママ」「子どもの可能性を信じて一番関係が深いのはママ」というママ自身が思い描く理想が、逆にママの負担を大きくしてしまっているのかもしれません。

調査図2

理想のパパ像は、自分の父親の影響を受けていると「思う」という方が44.4%

理想のパパ像は自分の父親の影響を受けていると思うかを伺ったところ、「思う」44.4%、「思わない」55.6%となりました(図3)。

父親の影響を受けていると「思う」という方からは、「いつでも子供や母親に優しく、仕事に一生懸命な姿を見て、父親を尊敬しているため影響を受けていると感じる」や、逆に「反面教師。父はあまり子育てに参加するタイプではなかったので主人には逆でいて欲しい。但し、父は私の自主性を尊重してくれ、将来に繋がるやりたい事をやらせてくれたので尊敬と感謝の気持ちはあるので子供から尊敬されている父親になって欲しい」といったコメントが寄せられました。

調査図3

理想のママ像は、自分の母親の影響を受けていると「思う」という方が54.8%

理想のママ像は自分の母親の影響を受けていると思うかを伺ったところ、「思う」54.8%、「思わない」45.2%となりました(図4)。同性であり身近なモデルだからなのか、父親よりも母親と過ごす時間の方が長いという日本の子育てスタイルの影響なのかは分かりませんが、父親よりも母親からのほうが影響を受けている人が多いということが分かりました。

母親の影響を受けていると「思う」という方からは、「一番子供との接する時間が長いからこそ、怒ることも優しくすることも全てを必要とする。お母さんに怒られた、優しくしてもらったそんなことをたくさん思い出す。思い出したら会いたくなるそんな母親。わたしが目指す親は自分の母親。」や、「料理や家事、仕事について必死に頑張る姿を見てきたため、良い意味で自分もそうなりたいと思っている。が、その反面、どこか子供への過剰な心配や過干渉な側面もあったため、自分は反面教師として子供を信じて子育てしたいと感じている。」という声が寄せられました。

調査図4

理想の芸能人パパは、第1位「つるの剛士さん」、第2位「杉浦太陽さん」、第3位「藤本敏史さん」

理想のパパに一番近い芸能人は誰かを伺ったところ、第1位「つるの剛士さん」、第2位「杉浦太陽さん」、第3位「藤本敏史さん(FUJIWARA)」、第4位「りゅうちぇるさん」、第5位「関根勤さん」という結果になりました。また、ママの年代別ランキングをみると、20代・30代のママと40代のママの間には、2位以降にランクインした芸能人の方が異なっているので理想のパパ像に差があるということが言えそうです。

※フリー回答/n=1512

<全体>
1位:つるの剛士さん/532票
2位:杉浦太陽さん/203票
3位:藤本敏史さん(FUJIWARA)/79票
4位:りゅうちぇるさん/56票
5位:関根勤さん/38票

<20代>
1位:つるの剛士さん
2位:杉浦太陽さん
3位:藤本敏史さん(FUJIWARA)
4位:りゅうちぇるさん
5位:ヒロミさん

<30代>
1位:つるの剛士さん
2位:杉浦太陽さん
3位:藤本敏史さん(FUJIWARA)
4位:りゅうちぇるさん
5位:所ジョージさん

<40代>
1位:つるの剛士さん
2位:ヒロミさん
2位:谷原章介さん
4位:杉浦太陽さん
4位:関根勤さん

また、なぜその芸能人を理想のパパだと思うかも伺ったところ、「ブログやSNSでの情報を見てそう思った」という声が一番多くありました。上位5名の選出理由として多かったのは下記のようなコメントです。

【つるの剛士さんを選んだ理由】

「バラエティ番組での振る舞い方や、SNSを通じてとてもいい夫であり父親なのが伝わってきます。家族のことが大好きなのを隠さない点も好感が高いです。素直に気持ちを表現できる方は素敵だと思います。」

「多忙な職業・子沢山にも関わらず子供が生まれたら毎回必ず育休をとって上のお子さんのお世話や家事などを積極的にやっていらっしゃるから。主婦の大変さを分かってくださっていて、よくメディアで発信してくださるから。」

【杉浦太陽さんを選んだ理由】

「ブログなどで見る限り、奥さんのことをとても大切にしていて、子供の世話を手伝うという感覚でなく、一緒に育てているとしっかり自覚がありそうなので。」

「いつもインスタで投稿を見ていて、子供の誕生日やママとの記念日をとても大切にしてくれているのが伝わる」

【藤本敏史さんを選んだ理由】

「奥さんである木下優樹菜さんを大事にしているのはもちろん。子供達とも全力で向き合っているからです。大好きなディズニーへ連れて行ったり、奥さんにサプライズプレゼントしたりととても素敵だと思います。」

「妻の木下優樹菜さんが配信しているSNSでも仲良しだし、子どもの面倒や家事の手伝いなどしてくれて、楽しい、面白い時間が過ごせているのを感じるから」

【りゅうちぇるさんを選んだ理由】

「子供の為にお仕事を頑張ろうという気持ちが伝わるし、妻が家にいて専業主婦でも完全に家事や炊事を分担しているところがなかなか出来ることではないとおもいます。」

「今の時代の父親像だと思う。細かな考え方よりも、家族を大切にして考えて調べて行動する姿が見える。」

【関根勤さんを選んだ理由】

「仕事もいつも変わらない安定したスタイル。娘さんが芸能界でお父さんを尊敬し大切に思っているところがあることからお父さんも娘さんを大切にしているのだなと思った」

「明るく、嫌味のない人なので家庭も明るくなりそう。また娘さんである関根麻里さんとも仲が良さそうなので、子どもが賢く明るい子になりそうだから。」

理想の芸能人ママは、第1位「辻希美さん」、第2位「木下優樹菜さん」、第3位「小倉優子さん」

理想のママに一番近い芸能人は誰かを伺ったところ、第1位「辻希美さん」、第2位「木下優樹菜さん」、第3位「小倉優子さん」、第4位「北斗晶さん」、第5位「松嶋菜々子さん」という結果になりました。ママの年代別に見てみると、「辻希美さん」は20代~30代のママから、「北斗晶さん」は30代~40代のママから特に支持されていることが分かります。

※フリー回答/n=1435
<全体>
1位:辻希美さん/252票
2位:木下優樹菜さん/225票
3位:小倉優子さん/141票
4位:北斗晶さん/135票
5位:松嶋菜々子さん/58票

<20代>
1位:辻希美さん
1位:木下優樹菜さん
3位:小倉優子さん
4位:北斗晶さん
5位:松嶋菜々子さん

<30代>
1位:辻希美さん
2位:北斗晶さん
3位:小倉優子さん
4位:木下優樹菜さん
5位:杏さん

<40代>
1位:北斗晶さん
2位:小倉優子さん
3位:木下優樹菜さん
3位:篠原涼子さん
5位:辻希美さん
5位:吉瀬久美子さん

理想のパパと同様になぜその芸能人を理想のママだと思うかも伺ったところ、上位5名の選出理由として多かったのは下記のようなコメントです。

【辻希美さんを選んだ理由】

「大人数の子育てをがんばり、仕事もして、お料理も作っていて、子供達を愛していて、ビックリするほど頑張っている素敵なママだと思う。旦那様とも仲良しだし、見た目も可愛くスタイルもいいまま!いつまでも若々しくて、すごいなぁとただただ感心してしまいます。すぐ炎上するのは、ただの妬みひがみ嫉み。負けないでがんばる姿を応援してしまいます。」

「インスタグラムでアップされているものを見ているのですが、毎日子ども達の様子を載せており、子ども達への愛情がとても伝わってきます。育児や家事はもちろん頑張っているのと、自分の子どもたちを褒めたり、自慢したりすることも多く、子ども達の可能性をとても信じており、やりたいことを伸び伸びとさせているのがいいなと思いました。」

【木下優樹菜さんを選んだ理由】

「独身時代は家庭的なイメージが皆無の方でしたが、手際よく調理する姿をテレビで観て印象が変わりました。また、2人の娘さんを厳しく叱る一面もあれば満面の笑みで仲良しショットをSNSに載せている様子もみるとすごくメリハリをつけて子育てしているイメージです。旦那さんともなんだかんだ言いながらもラブラブで、パパとママが仲良しなのは子どもの精神衛生上も良い影響になるだろうなと思います。」

「ママ会など一般の方と子供を通じて交流しているユッキーナをテレビで見たことがありそこで、子育てについて共有しているんだなと思うとすごいと思いました」

【小倉優子さんを選んだ理由】

「シングルマザーの時はお仕事をされながらもお子さん第一で時間を調整されていたり料理など栄養面を考えしっかりと手作りされていた印象。お休みの日はどこかに遊びに連れて行ってあげたりと自身が大変な時期であっても家族を大切にされていた。」

「仕事で忙しいにも関わらず、子供の料理作りやお世話を一生懸命行っている姿をみて感動したので。子供想いで優しいところも素晴らしいと思います。」

【北斗晶さんを選んだ理由】

「厳しい中にもしっかりと愛情があり、素敵だなと思ったからです。結婚から何年もたっても旦那さんと仲が良いのも理想ですしまた病気をしても克服できたのは家族の支えがあったからでみんなお母さんの事が大好きだから大きな支えになったのだと思うので、そんな信頼関係が築ける家族が理想的だからです。」

「病気になっても頑張っている姿やどれだけ辛い状況でも家族を大事にしている事が凄いと思うし、旦那さんからあんなに愛されている奥さんでいられるのが羨ましいです」

【松嶋菜々子さんを選んだ理由】

「綺麗で仕事もこなしていて、育児にも専念していてパパと協力しているんだなぁと思う。仕事もしすぎず、子供との時間を大切にしていると思う。」

「ドラマで母親役をしていたのもあるが、綺麗で家族思いで守ってくれそうだから」

理想のママになるために自分が一番努力していることは「家族を大切にする」で47.8%

理想のママになるために自分自身が一番努力をしていることは何かを伺ったところ、「家族を大切にする」が47.8%という結果に(図5)。ママの年代別で見てみると、20代・30代のママは上位3位が同じですが、40代のママは3位が「子どもの自主性を尊重する」、「子どもとよく遊ぶ」で、ここでも40代ママは20代・30代とは家族観が少しだけ異なることが分かりました。

調査図5

<20代>
1位:家族を大切にする・・・50.1%
2位:パートナーと仲良くする・・・11.8%
3位:子どもやパートナーの話をよく聞く・・・9.1%

<30代>
1位:家族を大切にする・・・46.6%
2位:パートナーと仲良くする・・・9.8%
3位:子どもやパートナーの話をよく聞く・・・8.9%

<40代>
1位:家族を大切にする・・・43.8%
2位:パートナーと仲良くする・・・11.5%
3位:子どもの自主性を尊重する、子どもとよく遊ぶ・・・6.3%

ママの76.7%は、「パートナーに改善してほしいことがある」

理想のパパになるためにパートナーに一番改善してほしいことは何かを伺ったところ、「特にない」という回答が23.3%で最多という結果ではありましたが、逆にママの76.7%が「パートナーに改善してほしいことがある」と言えます。改善してほしい内容として一番多かったのは、「家族を大切にしてほしい」で13.0%でした。第5位の「子どもともっと遊んでほしい」は、妊娠中の方が1.0%に対し、出産後の方は10.6%と差がひらきました。出産後のママは、パートナーに対し、「子どもともっと遊んでほしい」というニーズが高まる傾向があることが分かりました。また、「改善してもらいたいことは特にない」という回答も、妊娠中は29.3%でしたが、出産後は20.1%に。子どもが生まれることで、パートナーに改善してもらいたいと思うママが増えると言える結果です。

ユーザー向け図6

今回は妊娠中または子育て中のママに、「理想の親」について調査を行いましたが、「家族を大切にする」という想いが大切であることが分かる結果となりました。理想のパパママ芸能人に対するコメントからも、「家族やパートナーを大切にしている」という点を多くの方が重視しているということが言えそうです。「理想の親」について考えることは、「夫婦とは何か」「家族とは何か」を考えることにもつながります。子育てに悩んだり負担を感じたりしている方もいると思いますが、まずは「自分はこういう親でありたい」という想いを持つことが重要なのではないかと思います。今後もパパママを取り巻く実態調査を様々な角度から進めることにより、「子育ての喜びをもっと大きく!」という想いの実現に貢献していきたいと考えています。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。 (コズレ子育てマーケティング研究所 増田)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:「理想の親に関する調査(株式会社コズレ)」 http://www.cozre.co.jp/blog/2347/
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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