調査レポート

『新型コロナウイルス感染症に関する概況調査①』妊娠中ママ・子育て中ママの消費行動変化は?

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コロナ

1. はじめに

今回は2020年4月に実施した「新型コロナウイルス感染症に関連する概況調査」のうち「ママの生活や消費行動の変化」について本日、公開いたします。
日本でも、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっており、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんや、幼い子どもを育児中のママ達にとって、気が休まらない日々が続いています。
病院・保育園などでの感染、マスクや除菌グッズの供給不足、トイレットペーパーや紙おむつなどの供給に関するデマも広がったことは記憶に新しいでしょう。本調査は、このような状況下にある全国の妊娠中ママと子育て中ママの生活や消費行動の変化などについてお伝えします。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:末子妊娠中~2歳以下の子を持つ女性
調査期間:2020年4月6日(月)~2020年4月14日(火)
有効回答者数:2,956名

3. 結果・考察

(1) 不安感の比較
妊娠中ママと子育て中ママの96.55%が不安に思っていることが分かった(非常に不安59.00%+不安である37.55%)。また、「末子妊娠中ママ」と「末子0~2歳のママ」とを比較すると、妊娠中ママの方が「非常に不安」(62.15%)と回答している割合が高く、妊婦中ママの方がより不安に感じていることが明らかとなった。

(2) 生活習慣や行動の変化
生活習慣や行動に変化があったものとして最も多かったのは、「買い物」である。続いて、「友人との付き合い方」「外食」「余暇(自由時間)の過ごし方」が特に多かった。

(3) 小売り業利用頻度の変化
小売り業の中でも「インターネット通販の利用」は、通常利用している人のうち44.01%が増加したと答えており(かなり増えた8.64%+増えた35.37%)、「宅配/ネットスーパーの利用」などと共にデジタル上での購買が増加傾向にある。一方、「スーパー」「コンビニ」などのリアル店舗での購買は大きく減少している。

(4) サービス利用頻度の変化
サービスの中でも「インターネットショッピング」の利用は、通常利用している人のうち43.70%が増加したと答えている(かなり増えた7.55%+増えた36.15%)。その一方で、「旅行」は減少している。

(5) 商品購入の増減
「除菌ウエットティッシュ」や「マスク」などの感染症予防グッズや、「レトルト食品」「冷凍食品」といった日持ちする食品がとくに増加傾向にある。

4. おわりに

妊婦中ママ・子育て中ママの約95%が不安を抱えていることが明らかになりました。生活スタイルや消費行動を変えざるを得ない状況で、ストレスを感じたりイライラしたりするママも多いことでしょう。コズレ子育てマーケティング研究所では、こうした妊娠中ママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、今できる支援とは何かを明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。 (コズレ子育てマーケティング研究所 惣宇利)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:「新型コロナウイルス感染症に関する概況調査(株式会社コズレ)」
https://cozre.co.jp/4315/
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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