調査レポート

ママの「キャリア・自己啓発」に関する市場調査2023

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1. はじめに

2023年10月に実施した『ママの「キャリア・自己啓発」に関する市場調査2023』を本日、公開する。

妊娠・出産は言うまでもなく大きな変化であり、ママたちのキャリアを含めた生き方に多大な影響を与える。仕事を続けたり、産後の学び直しや新たなチャレンジに挑むなど意欲的な現代のママたちは、キャリア・自己啓発分野においてサービス利用が期待できる重要度の高いセグメントであるといえる。そこで株式会社コズレは、ママたちのキャリア・自己啓発サービスの市場動向について、妊娠中・子育て中のママを対象に調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「5.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中・産後の女性
調査期間:2023年10月12日(木)~2023年10月26日(木)
有効回答者数:1,035名

3. 結果・考察

就労経験は3年以上が約92%。出産年齢上昇に伴い、経験年数も増加か

就労経験は、3年以上が約92%を占めており、中でも最多は「5年以上~10年未満」で約42%だった。就労経験と年代をクロス集計すると、年代が上がるにつれて就労経験も長くなっている。出産年齢上昇に伴って、ママたちの就労経験年数も伸びていると考えられる。

約88%が正社員・職員を経験。職種「一般・営業事務」「販売・接客」が上位

経験のある雇用形態は、「正社員・職員(フルタイム勤務)」が約88%と圧倒的に高い。経験のある職種は、上位に「一般事務・営業事務」「販売・接客(飲食など)」がほぼ並ぶ形になった。事務、接客についで「医療関連(医師・看護師など)」も一定の割合を示している。

「離職中」が約30%にとどまり、「産休・育休中」は約46%

現在の仕事状況の調査では、最も多いのが「産休・育休中」で46%、次いで「仕事はしていない」が約30%となった。妊娠・子育て中でも約7割の方が職についていることが分かった。

産休・育休中の自己啓発実施は約20%。自宅受講サービスが人気

産休・育休中に何らかの自己啓発を行っている人は、約20%と一定の割合を示した。また、方法としては「参考書・テキスト等を購入して独学」が最も多く約44%だったほか、「オンライン講座」「通信講座」「動画受講の講座」など自宅で受講できるサービスが上位にランクインした。

PC操作、英語、食事関連、画像動画編集、子育て関連等の自己啓発に関心

関心のある自己啓発の種類を見てみると、1位は「Word・Excel・PowerPointなどのofficeスキル」、2位が「英会話・TOEICなど英語スキル」となり、以下、食事関連の資格取得、画像加工・画像編集スキル、子育て関連の資格取得と続いた。

就職・転職の検討は約4割。時期は「将来的に」「1年以内」が上位

就職や転職の意向は、「できるだけ早く就職・転職したい」「就職・転職を考えている」「就職・転職をやや考えている」を併せると約41%となった。希望時期は約42%が「将来的に(時期は未定)」と最も多かった。一方で、「1年以内」と回答した人が約21%と一定の割合を示し、早期の就職や転職を希望している人も目立つ結果となっている。

「仕事重視」がごく少数。妊娠・出産が転職を含めた働き方再考の機会に

理想とする仕事・育児のバランスは、「仕事よりも育児の比重のほうが高い」が約57%と半数を超え、「育児よりも仕事の比重のほうが高い」と回答した人は約2%にとどまった。働く理由を見てみると「生活や家計のため」が最も多く、「子どもの将来のため」が続いた。育児に比重を置きながら、生活や家計のために働きたいと考えている人が多いことが伺える。

「週5日」、「週3~4日」の就労が人気。残業を許容する層は限定的

希望の就労日数は、「週5日」と「週3~4日」を併せて約95%と大半を占めた。希望の就労時間では「1日8時間未満」を希望する人が約82%。一方、残業を許容する人は6%と限定的であった。子育てとの両立を考え、やはり残業は厳しいと考える人が多いことが伺える。

希望する雇用形態は「正社員」が約72%と高い割合に

希望する雇用形態の調査では、「正社員・職員(フルタイム勤務)」が約36%で最も多く、次いで「正社員・職員(時短勤務)」が約36%なり、併せて「正社員・職員」での勤務希望の人が72%と高い割合になった。

仕事探しは「インターネット」が人気。「アプリ」「求人雑誌・フリーペーパー」が続く

仕事の探し方では「インターネット」が約80%と圧倒的に高く、次いで「アプリ」が約31%、「求人雑誌・フリーペーパー」が約26%となり、インターネットを使用した仕事探しがメインの手法となっていることがわかった。

 

4.おすすめのプロモーション

調査結果から、妊娠中・子育て中のママの中で就職や転職の意向がある人は約41%、希望の雇用形態は正社員(職員)が約72%と、キャリアに対して意欲的なママが多いことがわかった。また、産休・育休中に自己啓発サービスを利用している人は約20%、興味のある自己啓発はofficeスキルなどのPC操作、英語系スキル、食事関連などが上位に入った。産休・育休中でも活動的な妊娠中・子育て中のママたちはこれからのサービス利用が期待できる重要度の高いセグメントであるといえる。

できるだけ早い段階でこれらの層の顧客獲得を行うには、最初に利用検討を行う適切なタイミング・属性でプロモーションのターゲットを絞り込み、各セグメントで重視されるサービス選択基準によりそった役立つ情報を提供することが重要である。

なお、産休・育休中の自己啓発の時間や費用、希望する年収額については、ご提案時のプロモーションのプランニングの過程で調査結果を提示するのでお問合せ頂きたい。

5.調査項目

●就労経験

●就労経験ごとの年代別

●経験のある雇用形態

●経験のある職種

●現在の仕事の状況

●保有資格

●産休・育休中の自己啓発の内容

●産休・育休中の自己啓発の方法

●産休・育休中の自己啓発の時間

●産休・育休中の自己啓発の費用

●自己啓発の興味

●就職・転職の意向

●就職・転職の時期

●理想とする仕事・育児のバランス

●働く理由

●希望する就労日数

●希望する就労時間

●希望する雇用形態

●希望する年収額

●仕事の探し方

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。
掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

6. おわりに

コズレでは、子どもの年齢をセグメントしたプロモーションはもちろん、商材の特徴とママたちの購買特性を踏まえたきめ細かいプロモーションのご提案が可能です。

例えば、ママのキャリア・自己啓発の場合、
・妊娠月齢/子どもの月齢

・保有資格

・住所(居住地域)

などの属性でターゲティングして絞り込んだプロモーションがおすすめです。
なお、上記はあくまで一例ですのでご希望の属性がある場合にはご相談ください。

プロモーションをご検討の際はぜひお問合せください。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。(株式会社コズレ 早川・槇本)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:『ママの「キャリア・自己啓発」に関する市場調査2023(株式会社コズレ)』
https://cozre.co.jp/blog/10706(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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