調査レポート

子育て世帯における「新築マンション」検討・購入 市場調査2024

  • LINEで送る

1. はじめに

2023年12月~2024年1月に実施した『子育て世帯における「新築マンション」検討・購入 市場調査2024』を本日、公開する。妊娠や出産をきっかけに住宅購入を検討する家庭は多く、新築マンションには子育て世帯から高い関心が集まっている。そこで株式会社コズレは、子育て世帯における新築マンション検討・購入動向について、妊娠中・子育て中のママを対象に調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「5.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中・産後の女性
調査期間:2023年12月20日(水)~2024年1月17日(水)
有効回答者数:689名

3. 結果・考察

新築マンション購入に関心を持った人は約22%。時期は「妊娠中」が最多

 

新築マンション購入については、「購入した」「検討中」「興味がある」「検討したが購入しなかった」を併せて、関心を持った人は約22%という結果となった。興味を持った時期を見てみると「妊娠中」が最も多い。妊娠をして、家族が一人増えることに現実味が出てくることが、新築マンションに興味を持つ大きなきっかけになっていることがわかる。

興味・検討・購入経験のある人は都市部で高い

興味・検討・購入経験のある人を都道府県別に見ると、「東京都」が最も高く約40%、次いで「千葉県」が約36%、「神奈川県」が約32%となり、関西では「大阪府」が約29%と高かった。特に東京は全国平均に比べると17pt高い数値となっており、地価が高く戸建て購入のハードルが高い都市部で関心が集まる傾向がうかがえる。

企業認知は「住友不動産」、ブランド認知は「ライオンズマンション」が首位

新築マンションを扱う企業の認知率は1位が「住友不動産」、2位が「積水ハウス」、3位が「三井不動産」。CMなどでも目にする機会の多い大手が上位に並んだ。
一方で新築マンションブランドの認知率を見てみると、1位が「ライオンズマンション」、2位が「プラウド」、3位が「ブリリア」となり、企業認知とは必ずしも一致していないことがわかる。

興味・検討・購入をした理由は「立地が良い」「設備がキレイ」「交通の便が良い」が上位

興味・検討・購入をした理由については、最も多いのが「立地が良い」で52%、次いで「設備がキレイ」が50%、「交通の便が良い」が49%が上位に並んだ。コロナ禍が終息してリモートワークが減りつつあることもあり、立地や交通の便などアクセスの良さは引き続き需要な要素となっている。また、新築マンションならではの設備のキレイさに魅力を感じている人が多いことがうかがえる。

「物件検索経験」は約70%。「資料請求・問い合わせ経験」は約43

興味・検討・購入経験のある人の中で、物件の検索経験があると回答した人は7割にのぼり、資料請求や問い合わせ経験のある人も約43%と半数に迫る結果となった。
企業にとっては、資料請求や問い合わせまで進めることができれば、連絡先を入手することができてプッシュの営業活動を行うことができる。検索で企業・ブランド・物件の露出をいかに増やすか。そこから資料請求・問い合わせへの歩留まりをいかに高めていくか、が重要な取り組み項目になる。

資料請求・問い合わせ先企業は「住友不動産」が首位。対応で重視したことは「丁寧な対応」が首位


資料請求や問い合わせ先の企業では1位の「住友不動産」が40%と圧倒的に高く、2位が「積水ハウス」で約17%、3位が「野村不動産」で約15%となった。住友不動産は認知率で1位である一方、主力ブランドである「シティハウス」の認知率は6位である。ブランドを知ってもらい、その情報に接してもらうことができれば、高い確率で資料請求・問い合わせにつながっているであろうことがうかがえる。
また、企業や営業の対応で重視したことは1位が「丁寧な対応」で約39%と最も高く、2位が「誠実な対応」で約37%、3位が「説明の分かりやすさ」で約35%となった。

4.おすすめのプロモーション

調査結果から、新築マンションの購入に興味・検討・購入経験のある人たちは都市部に多く、関心を持った時期は妊娠中が約39%と最も多いことがわかった。
また、検討理由は「立地や交通の便などアクセスの良さ」「設備」が重視される。そして、興味や関心、購入経験のある人の中で物件の検索経験のある人は約70%、資料請求や問い合わせ経験者も約43%と半数近くおり、アクティブなユーザーであることがうかがえる。なお、企業や営業の対応に対しては「丁寧な対応」や「誠実な対応」を重視している人が多いこともわかった。

以上より、プロモーションとしては、

・都市部在住の妊婦を中心に、物件の価格帯に応じた世帯年収の方をターゲティング
・訴求の重点を「立地や交通の便などアクセスの良さ」「設備」などに置き、資料請求・問い合わせにつなげる

といった施策が推奨される。

5.調査項目

●興味・検討・購入経験

●興味を持った時期

●興味・検討・購入経験(都道府県別)

●企業の認知率

●ブランドの認知率

●興味・検討・購入理由

●物件の検索経験

●資料請求・問い合わせ経験

●資料請求・問い合わせ先

●企業や営業の対応で重視したこと

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。
掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

6. おわりに

コズレでは、子どもの年齢をセグメントしたプロモーションはもちろん、商材の特徴とママたちの購買特性を踏まえたきめ細かいプロモーションのご提案が可能です。

「おすすめのプロモーション」でご提案した
・妊娠月齢/子どもの月齢

・住所(居住地域)

・世帯年収

などの属性でターゲティングして絞り込んだプロモーションに対応が可能です。
なお、上記はあくまで一例ですのでご希望の属性がある場合にはご相談ください。

プロモーションをご検討の際はぜひお問合せください。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。(株式会社コズレ 早川・槇本・増田)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:『子育て世帯における「新築マンション」検討・購入 市場調査2024(株式会社コズレ)』
https://cozre.co.jp/blog/11241(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

調査レポートのダウンロードはこちら

  • LINEで送る

コズレは子育て世帯マーケティングの
新たな視点をご提供します

自社や自社製品・サービスが、どのように認知されているのかを知りたい方、そもそもどのように消費者に認知させるべきなのか、もしくはプロモーション策を立てる必要があるのか等でお悩みの方は、ぜひともコズレ子育てマーケティング研究所にご連絡ください。
新たな視点をご提供させていただきます。また、具体的企業名など、本調査の詳細レポート等はお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせはこちら