調査レポート

子育て世帯における「タクシー配車アプリ」利用 市場調査2024

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1. はじめに

2024年1月~2月に実施した『子育て世帯における「タクシー配車アプリ」利用 市場調査2024』を本日、公開する。妊娠中のママや子育て世帯は通院や買い物などで急に車が必要になることも多く、利便性の高いタクシー配車アプリに高い関心が集まっている。そこで株式会社コズレは、子育て世帯におけるタクシー配車アプリの利用動向について、妊娠中・子育て中のママを対象に調査・分析を実施した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「5.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:妊娠中・産後の女性
調査期間:2024年1月18日(木)~2024年2月15日(木)
有効回答者数:681名

3. 結果・考察

タクシー利用経験の割合は約87

タクシーの利用経験についての調査では、これまでにタクシーを利用したことがある人は約87%、第一子妊娠後にタクシーを利用したことのある人は約35%だった。

妊娠後のタクシー利用理由は「他の交通手段で移動するより楽」が約43%

第一子妊娠後のタクシーの利用理由は「他の交通手段で移動するより楽」が約43%だった。また妊娠後の利用目的では「通院」が約59%と最も多く、他の理由に大きな差をつけている。妊娠中は定期検診などで通院が増えることや、出産後は赤ちゃん連れでの移動になることから、体に負担がなくスムーズに移動できる手段としてタクシーが活用されていることがうかがえる。

タクシー配車アプリの認知度は「GO」約61%、「Uber Taxi」約24

タクシー配車アプリの認知度の調査では「GO」が約61%で最も多く、次いで「Uber Taxi」が約24%となった。妊娠後の利用経験別で見てみると、「GO」「DiDi」「S.RIDE」は利用未経験者に対して利用経験者の認知度が特に高いことがわかる。

タクシー配車アプリの利用意向ありは約46%

タクシー配車アプリの利用意向については、利用してみたいと思ったことが「ある」と回答した人は約46%だった。そのうちダウンロードしたことがある人は約74%、利用までしたことがある人は約58%となった。利用意向のある人の多くはアプリをダウンロードして、実際の利用まで至っていることがうかがえる。

妊娠後のアプリ利用経験は「東京都」が約63%、次いで「兵庫県」が約54%

第一子妊娠後のアプリ利用経験を居住地別に見てみると、東京都が約63%で最も多く、次いで兵庫県が約54%、埼玉県が約47%と続き、都市部での利用率が高いことがわかった。

アプリの利用理由は「タクシーがつかまりやすい」約77

タクシー自体の利用理由の1位は「他の交通手段で移動するより楽」で48%、2位が「他の交通手段で移動するより早い」で43%だった。タクシー配車アプリの利用理由は1位の「タクシーがつかまりやすい」が約77%と圧倒的に高く、環境や時間を問わずすぐに利用できることに大きな魅力を感じていることがわかった。

ダウンロードしたことがあるのは「GO」約78

タクシー配車アプリサービスのダウンロード経験の調査では、「GO」が約78%と圧倒的に高く、そのうち実際に利用したことがある人は約61%で、半数を超える人が実際の利用まで至っていることがわかった。認知度の高さがダウンロード経験にも影響していると考えられる。

アプリの利用頻度は「1ヶ月に1回程度」「23ヶ月に1回程度」が高い

アプリの利用頻度の調査では、「1ヶ月に1回程度」「2~3ヶ月に1回程度」が約19%で並び、最も高い割合となった。月に1回以上利用しているという方が1/3程度おり、日常的に利用していることがうかがえる。また、アプリ利用時の平均利用価格は「1000円~2000円未満」が約55%となり、比較的手頃な距離での利用が中心となっていることがうかがえる。

アプリのダウンロード時期は妊娠前が約43%、妊娠後は約57

アプリのダウンロード時期の調査では、「妊娠前」が約43%であるのに対し、妊娠後は約57%と、後者の方が多いことがわかった。妊娠後の時期で多いのは「妊娠後期(妊娠8~10ヶ月)」「生後0ヶ月~2ヶ月」であった。妊娠後期はママのお腹が大きく動きづらい時期であること、出産直後は外出を短時間で済ませたい人が多いことなどが影響していると思われる。当該ニーズをとらまえた、妊婦をターゲットとしたプロモーションが、新規顧客の開拓に有効と考えられる。

4.おすすめのプロモーション

調査結果から、タクシー配車アプリの利用意向は約46%であり、そのうちダウンロードした人は約74%、実際に利用まで至った人は約58%だったことがわかった。また妊娠後のアプリ利用経験を居住地別に見ると東京都、兵庫県など都市部での利用率が高くなっており、アプリダウンロード時期は妊娠後が妊娠前を上回っていることもわかった。

以上より、プロモーションとしては、まず都市部に居住している妊娠中のママをターゲティング。さらに妊娠以降の具体的な利用シーンを想起させるとともに、その利便性等を訴求し、サービスの認知度を高めていくことが重要と思われる。

5.調査項目

●これまでのタクシー利用経験

●妊娠後のタクシー利用経験

●妊娠後の利用理由

●妊娠後の利用目的

●認知度

●認知度(妊娠後の利用経験別)

●利用意向

●DL・利用状況

●第一子の妊娠以降のタクシー配車アプリ利用経験

●タクシー自体の利用理由

●タクシー配車アプリの利用理由

●アプリダウンロード経験

●アプリ利用経験

●アプリの利用頻度

●アプリ利用時の平均利用価格

●アプリダウンロード時期

●アプリ利用時期

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。
掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

6. おわりに

コズレでは、子どもの年齢をセグメントしたプロモーションはもちろん、商材の特徴とママたちの購買特性を踏まえたきめ細かいプロモーションのご提案が可能です。

「おすすめのプロモーション」でご提案した

・妊娠月齢/子どもの月齢

・住所(居住地域)

などの属性でターゲティングして絞り込んだプロモーションに対応が可能です。
なお、上記はあくまで一例ですのでご希望の属性がある場合にはご相談ください。

プロモーションをご検討の際はぜひお問合せください。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。(株式会社コズレ 早川・槇本)

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:『子育て世帯における「タクシー配車アプリ」利用 市場調査2024(株式会社コズレ)』
https://cozre.co.jp/blog/11501(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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