調査レポート

子育て世帯における「通信教育」市場調査2026

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子育て世帯における「通信教育」市場調査2026

コズレ子育てマーケティング研究所

1. はじめに

子どもの成長段階に応じた学習機会の確保は、子育て世帯にとって関心の高いテーマである。一方で、共働き世帯の増加や物価上昇を背景に、通信教育サービスへの投資判断はより慎重になっていると考えられる。近年は「こどもちゃれんじ」をはじめとした多様な通信教育サービスが展開されているが、実際の購入率や検討プロセス、ブランド選択の実態については明らかになっていない部分が多い。そこで本調査では、生後1歳以上の子どもを持つママを対象に、通信教育の購入経験・検討プロセス・ブランド認知や選択理由の実態を明らかにした。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「4.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:生後1歳以上の子どもを持つコズレ会員
調査期間:2026年2月9日(月)〜2026年3月9日(月)
有効回答数:321名

3. 結果・考察

📊 本章で言及する全グラフ(図1〜図10)は、記事末尾にまとめて掲載しています。

各小見出しの「→ 図〇」の番号と対応していますので、あわせてご参照ください。

通信教育の購入経験は約2割にとどまる(→ 図1)

通信教育を購入(契約)したことが「ある」と回答したのは約21.2%であり、約8割は購入未経験であった(→ 図1)。この結果の背景には、保育園・幼稚園の教育内容で十分と感じている層や、費用負担への懸念から導入を見送っている層が一定数存在することが示唆される。

通信教育市場は依然として開拓余地が大きく、未購入層に対する価値訴求が今後の成長機会になると考えられる。

検討期間は「1〜2週間」が最多、約5割が2週間以内に決定(→ 図2)

初回購入の検討期間は「1〜2週間」が約22.1%と最も多く、「即決」と「4〜7日」がそれぞれ約16.2%で続いた(→ 図2)。これらを合計すると、全体の約5割が2週間以内に購入を決定していることになる。検討期間が比較的短い背景には、子どもの成長段階に応じたタイミングで情報収集と意思決定が一気に進む傾向があることが示唆される。

プロモーションにおいては、検討開始から2週間以内という短期決戦を意識した情報提供が重要になると考えられる。

検討開始・購入ともに「生後0〜5ヶ月」が最多(→ 図3・図4)

検討開始時期は「生後0〜5ヶ月」が約30.9%と最多であり、購入時期も同じく「生後0〜5ヶ月」が約27.9%で最多であった(→ 図3・図4)。さらに、検討開始・購入ともに「生後0〜11ヶ月」の範囲に約6割が集中している。この結果の背景には、産後の生活が落ち着き始める時期に、子どもの発達に関する情報収集が活発化することが影響していると考えられる。

通信教育の販促においては、産後早期のママパパへのアプローチが特に重要になると示唆される。

ブランド認知は「こどもちゃれんじ」が突出、「ディズニー英語システム」「スマイルゼミ」が続く(→ 図5・図6)

ブランド認知率は「こどもちゃれんじ」が約86.8%と最も高く、「ディズニー英語システム」が約64.7%、「スマイルゼミ」が約54.4%で続いた(→ 図5)。比較検討率においても「こどもちゃれんじ」が約85.3%と首位であり、「ディズニー英語システム」が約32.4%、「スマイルゼミ」が約27.9%であった(→ 図6)。両ブランドは認知度に比べて比較検討に至る割合がやや低下しており、認知から検討への転換において課題を抱えている可能性がある。

認知度の高さを比較検討段階での選択理由づけにつなげる訴求の強化が、追随ブランドにとっての鍵になると考えられる。

購入ブランドも「こどもちゃれんじ」が首位、認知・比較検討に比べ購入率は低下傾向(→ 図7)

実際の購入ブランドは「こどもちゃれんじ」が約69.1%とシェアの大部分を占め、「ディズニー英語システム」が約17.6%、「スマイルゼミ」が約5.9%であった(→ 図7)。「ディズニー英語システム」「スマイルゼミ」は認知度・比較検討率と比較して購入率が大きく低下しており、価格や継続のしやすさなど、購入の最終段階で重視されるポイントにおいて「こどもちゃれんじ」が優位性を持っている可能性がある。

購入転換率の改善には、比較検討段階で生じる離脱要因の分析と対策が有効と考えられる。

購入理由は「子どもが興味を示す」が最多、コンテンツの分かりやすさが続く(→ 図8)

最も重視した購入理由は「子どもが興味を示す」が約36.8%で最多となり、「内容がわかりやすい」が約19.1%、「月額受講料が安い」が約13.2%で続いた(→ 図8)。この結果の背景には、子ども自身の反応が購入の意思決定において最も重視される要素であることが示唆される。

販促物においては、子どもが楽しんで取り組む様子を具体的に伝えるコンテンツが、購入の後押しになると考えられる。

ブランドの買い替え経験は約12%にとどまる(→ 図9・図10)

最初の購入以降、別ブランドの通信教育へのスイッチ経験が「ある」と回答したのは約11.8%と少数であった(→ 図9)。スイッチ時の購入理由としては「子どもが興味を示す」が約50.0%で最多であり、「内容がわかりやすい」が約25.0%で続いた(→ 図10)。ブランドスイッチにおいても初回購入時と同様に子どもの反応が最大の決め手となっていることが示唆される。

一度離脱した利用者の再獲得においても、子どもの興味喚起を軸とした訴求が有効と考えられる。

4. 調査項目

  • 購入経験
  • 初回購入を検討した期間
  • 検討開始時期
  • 購入時期
  • 認知しているブランド
  • 比較検討したブランド
  • 実際に購入したブランド
  • 最も重視した購入理由
  • 買い替えた経験
  • 買い替え時の購入理由

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

5. おわりに

検討フェーズにおいては、産後早期の「生後0〜5ヶ月」のタイミングで情報収集と意思決定が活発化し、約5割が2週間以内に購入を決定する短期決戦の様相を呈していることが明らかになった(図2・図3・図4)。

ブランド選択フェーズでは、「こどもちゃれんじ」が認知・比較検討・購入のすべての段階で圧倒的な存在感を示す一方、「ディズニー英語システム」「スマイルゼミ」は認知から購入に至る過程で離脱が生じている傾向がうかがえた(図5・図6・図7)。

購入の意思決定要因としては、初回購入・ブランドスイッチのいずれにおいても「子どもが興味を示す」ことが最大の決め手であり、子ども自身の反応を起点としたコミュニケーション設計の重要性が示唆された(図8・図10)。

通信教育の購入経験者自体は約2割にとどまり、市場としては依然として拡大の余地を残している(図1・図9)。

コズレ子育てマーケティング研究所では、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。
本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。
(コズレ子育てマーケティング研究所 早川)

【グラフ】図1〜図10(全グラフまとめ)

子育て世帯における「通信教育」市場調査2026 図1〜図10 グラフまとめ

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。
出典:「子育て世帯における「通信教育」市場調査2026(株式会社コズレ)」https://cozre.co.jp/blog/19735
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/)
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)

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