子育て世帯の「お歳暮・お中元」実態調査2026

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1. はじめに

出産・育児をきっかけに、親族・ご近所等との付き合い方は大きく変化する。お歳暮やお中元は日本の伝統的な贈答習慣だが、共働き世帯の増加や贈答文化の簡略化志向を背景に、子育て世帯における実施率や出産内祝いとの関係、情報収集の方法については実態把握が進んでいない。そこで本調査では、0歳以上の子どもを持つママを対象に、お歳暮・お中元の送付実態、妊娠・出産前後の変化、内祝いとの兼用状況、情報収集行動を明らかにした。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「4.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査対象:0歳以上の子どもを持つママ
調査期間:2026年7月13日~2026年8月10日
有効回答数:404名

3. 結果・考察

📊 本章で言及する全グラフ(図1〜図4)は、記事末尾にまとめて掲載しています。

各小見出しの「→ 図〇」の番号と対応していますので、あわせてご参照ください。

お歳暮・お中元を定期的に送る人は約15%にとどまる(→ 図1)

「どちらも送っていない」が約85.1%と最多であり、定期的に送っている人(両方・お歳暮のみ・お中元のみの合計)は約15%にとどまった(→ 図1)。背景には、共働き世帯の増加による贈答習慣の簡略化や、贈る相手・タイミングの多様化に伴い「毎年の定例行事」としての位置づけが薄れつつあることが考えられる。

妊娠・出産による送付頻度の変化はごく一部にとどまる(→ 図2)

妊娠前と比較した送付頻度の変化を尋ねたところ、「一度も送っていない」が約63.1%、「特に変化はない」が約30.2%となり、両者を合わせると約9割を占めた(→ 図2)。一方で「件数が増えた」「減った」と回答した層はそれぞれ約3%程度にとどまり、妊娠・出産という大きなライフイベントであっても、贈答習慣そのものへの影響は限定的である可能性がある。

内祝いを兼ねた送付経験は約21%、多くは別枠で対応(→ 図3)

出産祝いの内祝いを兼ねてお歳暮・お中元を送った経験がある人は約20.8%にとどまり、約76.5%は「ない」と回答した(→ 図3)。内祝いとお歳暮・お中元は本来別の贈答行為であるため、多くの家庭がこの2つを兼用せず区別して対応している可能性がある。内祝い専用ギフトとお歳暮・お中元を明確に区分した提案は、両者を同一視した訴求よりも受け入れられやすいと考えられる。

贈り物情報の入手先はSNSがトップ(→ 図4)

贈り物に関する情報の入手先を尋ねたところ、「SNS(Instagram、Xなど)」が約40.6%で最多となり、「百貨店やギフト専門店のサイト・店頭」が約29.0%、「家族や友人からの口コミ」が約27.0%と続いた(→ 図4)。子育て世帯にとってSNSが贈答品選びの主要な情報源となっている一方、専門店の情報や身近な人の口コミも一定の存在感を持っており、情報源が分散している実態がうかがえる。贈答品メーカー・ギフト専門店にとっては、SNS発信を軸としつつ、口コミを誘発する施策や店頭・ECサイトでの情報充実を組み合わせた複線的なアプローチが有効と考えられる。

4. 調査項目

  • 現在の定期送付状況
  • 妊娠前後の頻度変化
  • 内祝いを兼ねた送付経験
  • 情報の入手先

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

5. おわりに

現状として、お歳暮・お中元を定期的に送っている子育て世帯は約15%にとどまり、大多数は「送っていない」層である(図1)。この傾向は妊娠・出産という大きなライフイベントを経ても大きくは変わらず、送付頻度に変化があった人はごく一部にとどまった(図2)。

一方、出産内祝いという贈答機会があっても、お歳暮・お中元と兼用する家庭は少数派であり、多くは両者を別の贈答行為として使い分けている実態がうかがえる(図3)。贈答品選びの情報収集においてはSNSが最も存在感を持ち、専門店サイトや口コミなど複数の情報源が併用されている(図4)。

コズレ子育てマーケティング研究所では、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。
本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。
(コズレ子育てマーケティング研究所 早川)

【グラフ】図1〜図4(全グラフまとめ)】

子育て世帯の「お歳暮・お中元」実態調査2026 図1〜図4 グラフまとめ

【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。
出典:「子育て世帯の「お歳暮・お中元」実態調査2026(株式会社コズレ)」https://cozre.co.jp/blog/21498
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/)
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/)

この記事の著者

株式会社コズレ 取締役 早川修平の写真

著者: 早川 修平(株式会社コズレ 取締役/MBA)
NTT東日本にて法人営業、マーケティング、経営企画を経験後、慶應義塾大学大学院(在学中、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院へ留学)にてMBAを取得。戦略コンサルティングファーム「ローランド・ベルガー」にて自動車・金融業界など幅広いクライアント向けにマーケティング戦略立案、ビジネスプロセス改善の支援に従事。
その後、子育て世代向けWebメディア「コズレ」を創業期から運営責任者として牽引し、会員数100万人超のプラットフォームへと成長させる。累計500件以上の子育て世帯を対象とした市場調査を主導し、育児用品メーカーや子育て関連サービス企業向けに、定量・定性データに基づくマーケティング戦略やプロモーション施策を多数提案・実行している。また、子育て世代の購買行動やニーズを踏まえたマーケティング手法に関するセミナーや講演会の講師も務める。
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