調査レポート

子育て世帯における「住宅リフォーム」市場調査
~リフォームの検討理由・実施時期・内容・選択重視点~

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1. はじめに

乳幼児期は家庭内で過ごす時間が増え、住まいの安全性や家事のしやすさが、日々の暮らしや子育ての負担感に大きく関わる時期である。また、子どもの成長や家族構成の変化に伴い、住環境を見直したいと考える家庭も少なくない。そして、その住環境の見直しの有力な手段の1つが「住宅リフォーム」である。

本レポートでは、2026年3月~4月に実施した「子育て世帯における住宅リフォーム市場調査」の結果をもとに、子育て世帯がどのような理由やタイミングで住宅リフォームを検討・実施しているのか、その傾向を整理した。

本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部である。「4.調査項目」記載のうち、掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

2. 調査

調査主体:コズレ子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:生後0歳以上の子を持つ親
調査期間:2026年3月6日(金)〜2026年4月8日(水)
有効回答数:518名

3. 結果・考察

賃貸居住者が約半数。リフォーム検討経験は3割弱

現在の住居形態は、「賃貸(マンション・アパート)」が47.68%で最も多く、次いで「持ち家(戸建て)」が38.42%となった。
住宅リフォームの検討状況については、「すでに実施した」(11.86%)を含め、検討経験がある層は3割弱であった。検討していない理由としては、「不便を感じていない」(41.87%)が最も多く、次いで「今は貯蓄を優先したい」(20.69%)が続いた。

 

検討開始から実施まで、半年以内のケースが多数

リフォームの検討開始時期は、「妊娠前」が44.74%で最も多かった。一方で、「妊娠中」と「0〜11カ月(0歳)」を合わせると約3割となっており、妊娠・出産前後が住環境の見直しを考えるきっかけのひとつになっていることがうかがえる。
また、検討開始から実施までの期間については、「1カ月未満」14.29%、「1〜3カ月未満」32.14%、「3〜6カ月未満」28.57%となっており、全体の75%が半年以内に実施に至っていた。
このことから、検討が具体化した層では、比較的短期間で意思決定が行われる傾向があると考えられる。住宅リフォームは高額な支出を伴うテーマであるが、必要性が明確になった段階では、一定のスピード感をもって判断されるケースが多いとみられる。

 

中古住宅購入や妊娠・出産を機に、水回りや内装へ関心が高まる

リフォームを検討した理由として最も多かったのは「中古住宅の購入」(26.32%)で、「老朽化」(23.68%)、「水回りの改善」(21.05%)が続いた。また、「妊娠・出産」(18.42%)や「子どもの成長」(15.79%)といった、子育て世帯特有のライフイベントがきっかけとなったいう回答も一定数集まった。
具体的に検討されたリフォーム内容を見ると、水回りでは「キッチン」(55.26%)、「トイレ」(52.63%)が高く、居室では「床・壁紙」(50.00%)、「リビング」(47.37%)への関心が高かった。さらに、「断熱改善・窓交換」(28.95%)や「玄関」(28.95%)など、快適性や安全性に関わる項目にも一定のニーズが見られた。
これらの結果から、子育て世帯のリフォームニーズは、見た目の刷新だけでなく、日々の家事のしやすさや暮らしやすさ、安全への配慮と結びついていることがわかる。

 

情報源は「家族・知人」と「検索エンジン」が中心。見積もりの明確さも重視

リフォーム検討時の情報源としては、「家族・知人」(36.84%)が最も多く、次いで「検索エンジン」(34.21%)となった。身近な人からの情報と、インターネットでの能動的な情報収集の両方が活用されている様子がうかがえる。
施行会社選択時の重視点では、「価格の安さ」(60.53%)が最も高かったが、「見積もりの明確さ」(44.74%)、「施工実績」(34.21%)も上位に入った。決して安くはない買い物になることから、価格のわかりやすさや施工への安心感も重要な判断材料になっていると考えられる。
また、実施者の満足度は、「非常に満足」25.00%、「満足」60.71%を合わせて85%と高かった。検討時には慎重に比較される一方、実施後の満足度は高い傾向にあり、こうした満足体験が、今後の口コミや紹介につながる可能性もある。

 

4. 調査項目

  • 現在の住居形態
  • 住宅リフォームの検討の有無
  • 検討開始時期
  • 検討きっかけとなった情報源
  • 検討から実施するまでの期間
  • 実施時期
  • 検討し始めた理由
  • 検討したリフォーム内容
  • きっかけとなったライフイベント
  • 住宅リフォーム関連会社・ブランドの知名度
  • 比較検討した会社・ブランド
  • 実物(ショールームなど)の見学経験
  • 実物見学の場所
  • 会社・ブランドの選択理由/最重視理由
  • 契約ルート
  • 住宅リフォームの予算総額
  • 住宅リフォームの実施総額
  • 参考にした情報源
  • 実施満足度
  • 住宅リフォームを検討・実施していない理由

※本ブログにおいて掲載しているデータは調査の一部。掲載していないデータについては、プロモーション等のご提案の過程でお伝えをしていくので、お問合せいただきたい。

 

5. おわりに

今回の調査から、子育て世帯における住宅リフォームは、妊娠・出産や子どもの成長、中古住宅の購入といったライフイベントをきっかけに検討されやすいことがわかった。また、検討が具体化した層では半年以内に実施に至るケースが多く、水回りや内装など、日々の暮らしや家事動線に関わる部分への関心が高い傾向が見られた。情報収集では、家族・知人からの口コミと検索エンジンの両方が活用されており、会社選択においては価格に加えて、見積もりの明確さや施工実績も重視されていた。こうした結果から、子育て世帯向けの住宅リフォーム訴求では、生活課題に寄り添った提案と、費用面・品質面での納得感を得られる情報設計が重要であると考えられる。

コズレでは、子どもの年齢や家族構成、居住エリアなどの属性を踏まえたターゲティング設計に加え、調査を活用した訴求軸の整理、クリエイティブや記事コンテンツへの落とし込み、プロモーション施策の検討支援が可能である。子育て世帯向けに住宅リフォーム領域のマーケティング施策を検討する際には、認知拡大から比較検討、理解促進まで、各フェーズに応じたコミュニケーション設計が重要になる。

本調査が、子育て世帯に向けた住宅リフォーム市場の理解を深めるとともに、今後のプロモーションや商品・サービス設計を検討するうえでの参考となれば幸いである。

株式会社コズレでは、こうした妊娠中のママや子育て中ママのリアルな声をお伝えすると共に、市場動向を明らかにしていきます。

本調査の詳細レポート、及び子育てマーケットに関する各種調査・コンサルティング・広告メニュー等についてご関心をお持ちいただいた場合にはお気軽にお問い合わせください。

(コズレ子育てマーケティング研究所 早川、水島)

 

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【出典の記載についてのお願い】
調査結果を利用する際は出典を記載してください。出典の記載例は以下の通りです。

出典:「子育て世帯における「住宅リフォーム」市場調査~リフォームの検討理由・実施時期・内容・選択重視点~(株式会社コズレ)」
https://cozre.co.jp/18925/
(コズレ子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

※コズレでは子育て世代の調査・子育て世代向けマーケティングのコンサルティングを承っております。詳細は下記よりお問合せください。

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この記事の著者

株式会社コズレ 取締役 早川修平の写真

著者: 早川 修平(株式会社コズレ 取締役/MBA)

NTT東日本にて法人営業、マーケティング、経営企画を経験後、慶應義塾大学大学院(在学中、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院へ留学)にてMBAを取得。戦略コンサルティングファーム「ローランド・ベルガー」にて自動車・金融業界など幅広いクライアント向けにマーケティング戦略立案、ビジネスプロセス改善の支援に従事。

その後、子育て世代向けWebメディア「コズレ」を創業期から運営責任者として牽引し、会員数100万人超のプラットフォームへと成長させる。累計500件以上の子育て世帯を対象とした市場調査を主導し、育児用品メーカーや子育て関連サービス企業向けに、定量・定性データに基づくマーケティング戦略やプロモーション施策を多数提案・実行している。また、子育て世代の購買行動やニーズを踏まえたマーケティング手法に関するセミナーや講演会の講師も務める。

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